アメリカに出張

10月6日から12日にかけてアメリカに出張してきました。驚いた事を3つ報告したいと思います。
1.地方都市の取り組み。本社誘致
2.テキサス地方の平均的な住宅事情
3.アメリカ人の家の買い方

=1.地方都市の取り組み。本社誘致=
今回、テキサス州のダラス国際空港から車で20分のプレイノという地方都市に行きました。それは、トヨタの北米本社が移転してくるからです。トヨタの北米本社は、現在ロサンゼルスにあります。テキサス州は、北米のほぼ真ん中に位置する州で、ロサンゼルスからは飛行機で3時間の距離。時差も2時間ありますので、ずいぶん離れています。
テキサス州というと、最近ではシェールガス、シェールオイルを産出している州として知られています。皆さんは何を知っておられるでしょうか?カウボーイとかケネディ大統領が暗殺された都市とか、そんなイメージでしょうか。
プレイノという地名は、スペイン語で平らという意味だそうですので、広い平原みたいなところでしたが、湖もありました。こんな地方都市がトヨタの北米本社を誘致しました。
そればかりではなく、プレイノ市には、数多くの企業の北米本社が存在しています。私が見ただけでも、ケンタッキー、ピザハット、フリトレー、JCペニー、フェデラルエキスプレス、エリクソンなどがありました。それらは、インターナショナルビジネスパークという開発された区域の中にあって、大通りの名前は、なんとヘッドクォーター(本社)通りと名付けられています。そしてその通りに面してトヨタの北米本社の予定地があります。

なぜトヨタがこんな田舎の都市に本社を移そうとしたのか?ロサンゼルスの従業員は4000人ほどいるようです。昔日本から車を船で運びその荷下ろしした港がロサンゼルスにあったという関係で本社もロサンゼルスに作ったようです。しかし現在ほとんどが米国で作られるようになったので、ロサンゼルスより全米の中心に位置しトヨタの製造工場とも近くなるこの場所を選んだとのこと。ここは、法人税が無いのでそれが一番ではという見方もあります。移転に伴ってプレイノ 市から助税金ももらっています。
さて、車でパークを回りましたが、トヨタだけではなく、どこの本社の敷地も広々して驚くばかりでした。トヨタの敷地と思われる看板の立つブロックをぐるっと回りましたが、新横浜と置き換えると、横浜線からアリーナまで駅から労災病院までぐらいの広さのように思われました。実際他の会社では、こんもりした丘があったり池があったりまるで公園かゴルフ場と見まがうばかりでその奥に4階建て程度のビルと広い駐車場または駐車場ビルが見えるという感じです。土地があり余っていてまだ造成のしていない土地もありました。プレイノ市としてはこのビジネスパークにどんどん企業を誘致しようと考えているのだと思います。

 

=2.アメリカの地方の平均的な住宅事情=
土地があるというのは、住宅地にも言えることで、広々とした家が安いです。世帯年収1000万円程度の5人家族が住む家で、だいたい3000万円前後。広さは200平米以上あります。
玄関を入ると、真ん中にリビング。それだけで30畳くらいあるように見えました。隣が台所10畳くらいか。台所の上に天窓が付いている家も多かったです。そういう家は、台所が明るくてとてもキレイでした。隣に10畳くらいの食堂。主寝室は15畳くらい。隣接して風呂、ウォークインクロゼット。その他の部屋が 3部屋。3部屋用の洗面トイレ。中庭。ガレージ。

家は木造ですが、外側の壁を煉瓦で覆っていました。夏は40度位になるらしく暑いので、断熱効果のためとのこと。また天井が高いです。そしてファン付きの照明がつり下げられていました。煉瓦

壁はどの家もみな同じでした。最近は、屋根にソーラーパネルをつけてる家もでてきたようです。賃貸収入が主目的ですので、どんな家でも良いのですが、どうしても 自分が住むとしたらと考えてしまいます。浮かんでくることは、掃除が大変だとか、広すぎてどこに何を置けば良いのかとか、貧しい考えだなあと思います。

 

家族3人程度ですと、120平米程度の家で、2000万円前後です。レイアウトは玄関を入ると左右にベッドルーム。奥に台所、リビングという感じです。一戸建てだけではなく、コンドミニアムと言って日本で言うマンションもあります。賃貸専用と購入して住むタイプのものとがあるようです。賃貸専用、ちょっと高級なコンドミニアムを調べたところ2部屋50平米位の物件で8万から10万円くらいでした。ここは、団地内にプール。スカッシュコート、体育館、バーベキューコーナーなどもありましたが。
日本とはずいぶん違うという印象です。

 

=3.アメリカ人の家の買い方=
日本人は新築の家を買って早くローンを返して一生住むと考えますが、アメリカ人は一生住むなんて事は考えないそうです。平均買い換え年数は7年と言われてい ました。だから住宅売買の9割が中古住宅です。家は常に買い換えられる対象です。キレイにしていますし、大工仕事が好きなら手入れして直します。これは景気のためにも良いことです。
買い換え時には家を直したりしますし、買い換えた人はその家にあった家具を新しくしたりとお金を使います。家の価格が安ければ消費に回る資金も増えるという事です。アメリカでは、住宅価格が年々上昇していますから、キャピタルゲインも得られます。そのキャピタルゲインも日本では税金をとられますが、家から家であれば、無税だそうです。
ともかく、今回も見て思ったことですが、人が集まればさまざまなビジネスチャンスが生まれてくるという事です。お金を働かせるのなら人の集まるところでなくてはとつくづく思いました。